「それ学は通の為にあらざるなり、窮して困しまず、憂えて心衰えざるが為なり、禍福終始を知って惑わざるが為なり」とは、
荀子(中国戦国時代末の思想家・儒学者)の言葉である。
「学問と勉強の違い」 「何の為に学問をするのか?」 の本質が分かります。
学問するということは、単なる知識や技術を習得することではない。
物事に対して正しい価値判断ができる見識を養い、それを実践することである。
本当の学問というものは、どんなに窮しても(困難な局面や、貧しい状況においても)苦しまない。
どんな心配事があっても、へこたれない。神経衰弱にならない。心が衰えない、エネルギーを落とさないためである。
*荀子は人間の性を「悪」すなわち利己的存在と認め、君子は本性を「偽」すなわち後天的努力(すなわち学問を修めること)によって修正して善へと向かい、統治者となるべきことを勧めた。
徳道実践塾
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